おすすめの手提げ金庫を徹底解説!キータイプ別に選び方を紹介

手提げ金庫 オフィス家具・店舗用品

簡易的な現金管理やレジ金の移動、または貴重品の管理など、仕事をする上で紛失できない物の管理が発生した際、持ち運びのしやすい手提げ金庫がおすすめです。こちらでは、手提げ金庫の特徴や鍵の種類からおすすめの手提げ金庫の選び方について紹介します。

 

手提げ金庫とはどんなもの?

手提げ金庫

手提げ金庫は、出店やレジ金の移動などの額が小さいお金を管理する際によく使われ、据え置き型金庫と比べて重量が軽く、持ち運びのしやすさが特徴の小型金庫です。しかし、日々の生活で触れる機会が少なく、手提げ金庫に対する具体的なイメージが湧きづらい方も少なくありません。まずは、手提げ金庫がどのようなものか紹介します。

 

持ち運びのしやすさが魅力

手提げ金庫は持ち運びのしやすい金庫です。据え置き型の金庫と比較し軽量かつ、取っ手がついているため、少ない金額の持ち出しや一時金を移動させる際に重宝します。簡易的なレジとして、夏祭りをはじめとしたイベントの出店で使用される機会が多いです。

 

持ち運びのしやすさからオフィスでの貴重品管理や書類の保管、引き出し内の収納ボックス替わりといった、多種多様な使い方ができます。

 

保管場所のスペースに困らない

手提げ金庫は据え置き型の金庫と比較してサイズが小さく、重量も軽いため、保管場所のスペースに与える影響が少ないです。手提げ金庫の多くはオフィスの引き出しに収納できる大きさであるため、据え置き型金庫の中や資料保管用のラック内に収納できます。使用用途に合わせて複数個活用しても、保管場所に困りません。

 

手提げ金庫の特徴について

使いやすい機能や防火性・耐水性といった性能面、現金管理に特化した収納力、また保管するアイテムに沿ったサイズ展開など、手提げ金庫の特徴は多岐にわたります。手提げ金庫についてより深く理解できるように、具体的な特徴を紹介します。

 

その1:性能面

手提げ金庫には、ワンタッチレバー付きのものや防火性・耐水性に優れた製品があります。単純に現金を保管するための入れ物としてだけではなく、使いやすさや機能性に特徴がある点が手提げ金庫の魅力です。

 

ワンタッチレバーは開閉が簡単なため、簡易的なレジの代わりとして手提げ金庫を使用する場合には、開け閉めしやすく使いやすいです。また、据え置き型金庫と比較して手提げ金庫の防火性・耐水性は低いとされていますが、密閉力の向上や金属素材の採用など、性能面を改善している手提げ金庫が増えています。UL(米国安全規格)といった、性能認証の表示有無は要チェックポイントです。

 

その2:収納力

現金管理のしやすさに特化した付属品が豊富な点も、少額の持ち出し用途が多い手提げ金庫の特徴です。代表的な付属品として次の2つを紹介します。

 

  • コイントレー
  • マネークリップ

 

コイントレーは硬貨の仕分けに便利な付属品であり、枚数換算が簡単な目盛り付きのアイテムも展開されています。簡易的なレジの代わりに使用する場合に便利な一方で、保管している硬貨の枚数が少ないと、移動中の衝撃で金庫内で硬貨が散らばることもあるので、持ち運びには注意が必要です。マネークリップは紙幣をおさえて保管することができるため、金庫内の紙幣が散らばることを防げます。

 

その3:大きさ

収納するアイテムによって数多くのサイズが展開されている点も手提げ金庫の特徴です。手提げ金庫のサイズは大きく分けて以下の3つに分かれています。

 

  • コンパクトサイズ
  • A5、B5サイズ
  • A4サイズ

 

コンパクトサイズは通帳や硬貨、印鑑などこまごまとした貴重品を収納することに適しており、A5・B5サイズは硬貨のほかに紙幣も合わせて管理する場合に適しています。A4サイズは、機密文書などの書類系の保管に適しており、使用方法に合わせたサイズ選びができます。

 

手提げ金庫のサイズが大きくなるにつれて、重量は重くなります。軽いものであれば1㎏前後の重さですが、重いものであれば10㎏近くの重さがあるため、持ち運びのしやすさを優先するのか、据え置き型の代わりとして使いたいのか、使用目的に合わせたサイズ選びが重要です。

 

特徴 内容
性能面 機能性や耐火性、防水性と商品ごとの特色がある。
ワンタッチレバー付きの手提げ金庫は、保管アイテムの出し入れがしやすい。
防火性・耐水性の向上は、密閉性の向上や金属素材を躯体に採用することで実現され、性能改善された手提げ金庫が増えてきている。
収納力 コイントレーやマネークリップなど、現金管理のしやすさに
特化したアイテムが展開されている点も手提げ金庫の特徴。

保管している硬貨が少ないと、金庫内で硬貨が散在する点に注意が必要。
大きさ 使用用途によって様々なサイズ展開がされている点が特徴。
コンパクトサイズ:硬貨や通帳、印鑑など小物類の保管に適している
A5サイズ:小物以外に紙幣も合わせて管理する場合に適している
A4サイズ:機密文書などの書類系の保管に適している
ただし、サイズが大きくなると重量が重くなる点に注意

 

【キータイプ別】手提げ金庫の選び方

手提げ金庫の選び方を、鍵の種類別に分類して紹介します。手提げ金庫の鍵の種類は大きく分けて4つあり、それぞれにメリット、デメリットがあります。手提げ金庫を選ぶ際の参考にしてみて下さい。

 

その1:シリンダー式

シリンダー式は、鍵を用いて開錠や施錠する1番オーソドックスなキータイプであり、金庫の開錠や施錠がしやすいことがメリットです。鍵があれば保管や出庫を容易にでき、鍵の管理も簡単な点が特徴です。そのため、業務時間中の開閉回数が多い、手提げ金庫を簡易的なレジとして使用される方へおすすめします。

 

一方でシリンダー式には、工具による不正開錠に弱いタイプがあり、防犯性に劣る手提げ金庫がある点がデメリットです。そのため、不正開錠しにくいディンプルキーを採用したシリンダー式の手提げ金庫を選ぶことが重要です。

 

その2:ダイヤル式

ダイヤル式は、金庫についたダイヤルを回し、所定の数字でダイヤルを止めて開錠するキータイプであり、ダイヤルを番号に合わせるだけで開錠できる手軽さがメリットです。また、シリンダー式と比較して鍵の管理は必要ありません。多くの金庫で採用されているキータイプのため、何を選べばよいのか悩まれている方へおすすめします。

 

デメリットは、操作の手軽さから開錠するための番号が類推されやすい点です。一方で非常に精密なダイヤル式の場合は、所定の番号の位置から少しでもずれただけで開錠できなくなることがあるため、使いにくさを感じる方もいます。

 

その3:テンキー式

テンキー式は、暗証番号を入力して開錠するキータイプであり、暗証番号を定期的に変更できるため防犯性が高い点がメリットです。社内の機密文書などを厳重に保管する必要がある方におすすめします。設定する暗証番号の桁数が多くなるほど、暗証番号の類推が難しく、不正開錠の難易度が高くなります。また、鍵の管理が必要ないため、鍵の紛失リスクから解放される点も魅力的なポイントです。

 

一方で、暗証番号を入力している場面を誰かに見られた場合、暗証番号の漏洩リスクが発生する点がデメリットです。また、暗証番号を忘れてしまうと開錠できないリスクがあり、暗証番号を忘れないように紙に書き留めると、紙の紛失が盗難リスクに直結するため、暗証番号の取り扱いに注意してください。

 

その4:コンビネーション型

コンビネーション型は、ダイヤル式とシリンダー式を組み合わせたキータイプであり、2種類の鍵の組み合わせによる防犯性の高さがメリットです。ダイヤル式やテンキー式よりも更に防犯性が高い手提げ金庫を希望する方におすすめします。コンビネーション型の手提げ金庫を開錠するために、シリンダー式とダイヤル式、もしくはシリンダー式とテンキー式の2種類の鍵の開錠が必要なため、開錠するまでのステップが防犯性を高めています。

 

デメリットは、2段階の開錠が必要なため、鍵の管理が煩雑になる点です。シリンダー式の鍵を無くしても、ダイヤル式やテンキー式の番号を忘れても、どちらかの鍵が開錠できなくなると使えなくなる点に注意が必要です。

 

キータイプ メリット デメリット
シリンダー式 開錠しやすく、鍵の管理が簡単。頻繁に出し入れする人におすすめ。 工具による不正開錠に弱く、防犯性に劣る手提げ金庫がある。ディンプル式など、不正開錠しにくいキータイプが望ましい。
ダイヤル式 所定の数字にダイヤルを合わせることで開錠。シリンダー式のような鍵の管理が不要。 解錠のしやすさから、ダイヤル番号を類推されやすい。所定の番号から少しズレるだけで開かなくなるため、使いにくいケースも。
テンキー式 暗証番号を定期的に変えると防犯性が高くなる。暗証番号の桁数が多いと類推しづらく防犯性が向上。また、ダイヤル式と同様に鍵の管理が不要。 暗証番号を入力する場面を見られると、第三者に暗証番号が漏洩するリスクも。暗証番号を忘れてしまうと開錠できなくなる。紙に書いて保存すると暗証番号の漏洩リスクも。
コンビネーション型 シリンダー式とダイヤル式、もしくはシリンダー式とテンキー式の2種類の開錠が必要。防犯性が高い。 鍵の管理が煩雑。2点が必要でシリンダー式の鍵を紛失しても、番号を忘れても開錠できない。

 

おすすめの手提げ金庫を紹介

これまで、手提げ金庫の特徴やキータイプ別の選び方について紹介しました。使い方によって必要な機能やキータイプが分かれるため、具体的にどのような商品があるのか気になりますよね。オフィス家具専門のECサイト「ファニチャー」からおすすめの手提げ金庫を紹介するので、ぜひ商品選びの参考にしてください。

 

耐火・防水プロテクター PROTECTOR BAGシリーズ シリンダー式+ラッチ 2017

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この商品は、シリンダー式を採用した耐火性・耐水性に優れた手提げ金庫です。シリンダー式のため、開錠・施錠がしやすく、保管したアイテムの取り出しの際のストレスが軽減されます。A4と大き目なサイズ感のため、社内の通帳や印鑑、機密文書の保管にも適しています。

 

性能面では、UL(米国安全企画)認証を取得しており、30分の耐火性能と8時間の防水性能が認められているため、性能面でもおすすめの商品です。

 

おすすめの手提げ金庫を徹底解説!キータイプ別に選び方を紹介【まとめ】

今回は手提げ金庫の特徴やキータイプ別の選び方について紹介しました。手提げ金庫ごとに機能性や収納力に優れた商品があり、サイズごとに収納に適したアイテムがあることがわかりました。また、キータイプは4種類あり、それぞれにメリットとデメリットがあります。使いやすさや求める防犯性によって選ぶキータイプを分けることをおすすめします。どのような手提げ金庫を選べばよいのか悩まれている方へおすすめの商品ですので、ぜひ手提げ金庫選びの参考にしてみてください。