憩いの場となるダイニング。ダイニングの決め手とも言えるダイニングテーブルは使いやすいものを導入したいですよね。本記事では、ダイニングテーブルを通販で購入するときに確認すべきポイントを詳しく紹介していきます。通販でも確認項目をおさえて選べば、イメージ通りのテーブルを購入できますよ。
ダイニングテーブルとは?
ダイニングテーブルとは、その名の通りダイニングに設置するテーブルを指します。ダイニングテーブルは単体で販売されている場合もありますが、最近はテーブルの高さに合ったチェアとセットで販売されているケースも多いです。
しかし、間取りにおいてダイニングのみで構成されている家はほぼなく、リビングやキッチンがセットで表記されている場合が一般的でしょう。つまり、ダイニングテーブルは食事のみならず、仕事や学習、調理などを行う場所として使われる場合もあります。
ダイニングテーブルセットを選ぶポイント5選
続いて、ダイニングテーブルセットを購入するときの確認ポイントを5つ紹介します。
1.サイズ
まず、何人用のテーブルを購入するのかを決めましょう。使用人数によってテーブルのサイズが異なり、チェアがセットの場合は椅子の個数も変わります。テーブルのサイズは2人用、4人用、6人用の3パターンが一般的ですが「〇人用」という表記だけに頼らず、食事をするときに適したサイズであるのを確認しましょう。
<ダイニングテーブルの使用人数に応じたサイズの目安>
使用人数 | 食事に必要なサイズの目安 | テーブル上のイメージ |
1人 | 幅60cm×奥行40cm | |
2人 | 幅60cm×奥行80cm | |
4人 | 幅120cm×奥行80cm | |
6人 | 幅180cm×奥行80cm | ※四辺に座る場合 |
2人や4人の場合は対面で座るのが一般的ですが、6人の場合は四辺に座わる配置もアリです。その場合、食事に必要なサイズの目安よりも横幅が狭い「幅165×奥行80cm」でも対応できます。ただし、お互いの距離が近く窮屈に感じやすいので、常に6人でダイニングテーブルを使う場合は180㎝以上の横幅が理想でしょう。
また、来客を想定するなら、サイズ目安よりも大きめなテーブルを選べば3人、5人のような奇数の場合に対応しやすくなるのでおすすめです。
2.素材
次に、部屋のインテリアにあわせてダイニングテーブルの素材を選びましょう。テーブルは素材によって雰囲気が変わります。また、テーブルは立体的に場所をとる家具なので、存在感が大きく、部屋全体の雰囲気に影響します。ダイニングテーブルに使われる主な素材やそれぞれの特徴は以下の通りです。
<ダイニングテーブルの主な素材と特徴>
素材の種類 | 商品の例 | 素材の特徴 |
木材 | 出典:KIDO MEIMOKU | ・経年変化を楽しめる
・天然木を使用している ・木材特有の温かみがある |
ガラス | 出典:Reflex Angelo | ・汚れに強い
・高級感がある |
メラミン樹脂 | 出典:モリタインテリア | ・強度が高く、傷や水、熱に強い
・デザインのバリエーションが豊富 |
セラミック | 出典:ニトリ | ・硬度が高く、傷が付きにくい |
素材によってナチュラルやモダンなどダイニングテーブルの雰囲気が変わるのはもちろん、使い勝手も異なります。中でも、セラミックの素材は強度が高いので、商品によっては熱いフライパンをそのまま置けたり、食材のカットなどをまな板なしで行えたりします。
通販で販売されているダイニングテーブルは素材を確認しておけば、写真の印象と大きく外れることはないでしょう。なお、購入を検討しているテーブルと同じ素材の商品を近くの家具屋さんで見てみておくのもおすすめです。
3.天板の形
また、天板の形もダイニングテーブルの雰囲気を決める要素の一つです。主な天板の形は以下の4種類です。
<ダイニングテーブルの主な天板の形>
- 円形
- 四角形
- 三角形
- 変形楕円
四角形の天板がダイニングテーブルではオーソドックスな形です。四角形なら壁付けしても無駄な空間が生まれにくいのでスペースを有効活用しやすいでしょう。一方、円形や三角形のテーブルは小さめでも各辺に座れば隣の人とのスペースを確保しやすいのが特徴です。
なお、天板の形によって脚の本数が異なる場合があります。一番安定しやすいのが4本脚、もしくはコの字のように支点が4つあるタイプ。脚の本数、もしくは支点が少なくなるほど不安定になりやすいことを念頭に置き、脚の本数や形状などもあわせて確認してみてください。
4.メーカー
ダイニングテーブルを選ぶときはメーカーも確認しておきたいポイントと言えるでしょう。メーカーによってデザインなどの特徴が異なり、価格帯もさまざまです。また、国内から海外までたくさんの家具メーカーがダイニングテーブルを取り扱っています。
<ダイニングテーブルを扱うメーカーの例>
- ニトリ
- 柏木工
- 日進木工
- 飛騨産業
- IKEA(イケア)
- maruni(マルニ)
- porada(ポラダ)
- モリタインテリア
- Cassina(カッシーナ)
- Molteni&C(モルテーニ)
- HIRASHIMA(ヒラシマ)
- CALLIGARIS(カリガリス)
- Herman Miller(ハーマンミラー)
- Reflex Angelo(リフレックスアンジェロ)
- B&B Italia(ビー・アンド・ビー・イタリア)
中には数十万円~数百万円する高級ダイニングテーブルもあります。欲しいメーカーのダイニングテーブルが手の出しにくい価格なら、中古を検討するのも一手です。当社が運営するファニチャーのサイトでは新品の家具だけでなく、常時中古品も取り扱っています。タイミングによっては好みの家具がお手頃な価格で手に入れられる場合があるので、ぜひ覗いてみてください。
5.機能
最後に確認しておきたいのが、ダイニングテーブルの機能です。機能の有無によって利便性が大きく変わります。中でも代表的なのが、必要なときだけ天板を大きくできる「天板伸長」や、天板の高さを自由に変えられる「天板昇降」の機能と言えるでしょう。タイミングに合わせてダイニングテーブルを好みのサイズや高さにできるので、1つで2通り以上の使い方ができるアイテムです。
機能付きテーブルの例▼
出典:大塚家具(伸長式ダイニングテーブル「フラン」/昇降式ダイニングテーブル「OCLF」)
また、引き出しなどの収納スペースも確認しておきたいですね。チェアとセットのダイニングテーブルなら、椅子やベンチの下が収納スペースになっているものも…。ダイニングテーブルセットの機能を確認して、思い描く使い方ができるものを選びましょう。
ダイニングテーブルとあわせて揃えたいチェア
そして、ダイニングテーブルとチェアを個別で揃える場合について解説していきます。
テーブルとチェアの相性
テーブルとチェアを個別で選ぶなら、それぞれの相性確認は欠かせません。テーブルとチェアの高さが合っていないと何をするにしても不便です。具体的には、テーブルの天板までの高さと椅子の座面高との差を示す「差尺(さじゃく)」を確認してください。
テーブルとチェアの差尺▼
食事がしやすい姿勢を保つための差尺は「25cm〜30cm」と言われています。この範囲から極端に外れると姿勢が悪くなりやすく、使いにくいと感じるでしょう。また、椅子の座面高は足のかかとが床に付くものが快適に使えるチェアと言われています。身長に合った椅子の高さを選んでから、テーブルの高さを決めるのも良いでしょう。
なお、テーブルとチェアのバランス確認だけでなく、デザイン性がマッチしているかも忘れずに確認してくださいね。ダイニングテーブルセットとして販売されているものは、あらかじめテーブルとチェアの高さや雰囲気がマッチするようにデザインされているので安心ですよ。
チェアのスタイル
ダイニングテーブルにあわせるチェアのスタイルには「チェア」と「ベンチ」の大きく2通りあります。チェアの場合、ひじ掛けや背もたれの有無、座面回転機能の有無などが選ぶときのポイントと言えるでしょう。
チェアの例▼
出典:ニトリ(商品コード:4008261、4004924、4021353)
ベンチの場合は、横長やL字の形などがあり、ベンチ下が収納になっている商品もあります。
ベンチの例▼
出典:ニトリ(商品コード:4004927、5619066)
また、ダイニングテーブルとソファを組み合わせたソファダイニングも昨今では人気が高いです。
ソファダイニングの例▼
出典:ニトリ(商品コード:4013900-4052085-4052087)
ダイニングテーブルセットとソファをそれぞれ設置するとそれなりのスペースが必要ですが、ダイニングテーブルとソファを兼用すれば限られたスペースを有効活用しやすくなります。なお、ダイニングテーブルにあわせるチェアをソファタイプにすれば高級感が増し、座り心地もアップするのもメリットと言えるでしょう。
こだわりのダイニングテーブルにするならオーダーメイドもあり!
予算に応じてオーダーメイドのダイニングテーブルも検討に入れてみてはいかがでしょうか。デザインやサイズにこだわるなら、ダイニングテーブルをオーダーメイドにするのも良いでしょう。オーダーメイドには、フルオーダーとセミオーダーがあります。
一方、セミオーダーはパターンがある程度決められており、いくつかある選択肢から選んで注文するスタイルです。選択肢がある分、迷いにくく、価格も比較的お手頃なのがメリットです。
ダイニングテーブルセットを通販で選ぶポイント5選【まとめ】
ダイニングテーブルは、テーブル単体、もしくはチェアとセットになっているものに大きく分けられます。とはいえ、あわせるチェアにはたくさんの選択肢があるので迷いやすいでしょう。そんなときは、まずは使用人数や設置スペースを考えてダイニングテーブルを検討してみてはいかがでしょうか。本記事を参考に好みのダイニングテーブルを探してみてください。