オフィス家具を揃える場合、必要なアイテムの点数が増えることで購入費用がかさみがちです。少しでもお得にオフィス家具を手に入れたければ中古品を探してみるのも一つ。こちらではお得に安い中古品を手に入れるポイントや中古品の探し方、不要になったときの処分方法について紹介します。
中古品とは?
中古品は古物営業法にて「一度使用されたもの、もしくは使用されていない物品で使用のために取引されたもの、これらの物品に幾分の手入れをしたもの」と定義されています。難しい表現ですが、中古品は一度でも使用されたもの、と解釈できます。
リユースとリサイクルの違い
リユースとリサイクルの違いは、一度使ったものに手を加えるか、加えないかです。例えば、飲料ペットボトルをプラスチック素材に活用してフリース素材の衣料品を製造する場合は、一度使ったものに手を加えるリサイクルに該当します。
中古品とアウトレットの違い
中古品とアウトレット品の違いは新品かどうか、です。しかし、なぜアウトレット品だけ新品と同じような取扱いがされていないのでしょうか。
そのため、アウトレット品は正規店で販売できますが、中古品は古物市場で販売するように定められており、販売できる店の経営形態が異なります。
お得に中古品を入手する方法は?
ここからはお得に中古品を入手する方法として、店舗で中古品を購入する場合、ネットで中古品を購入する場合について紹介します。中古品を売る店舗は馴染み深いですが、最近台頭してきているネットでの中古品の取り扱い、メリットデメリットにポイントをしぼって紹介します。
店舗で購入する場合
ハードオフやセカンドストリートなど、一般消費者向けの中古品取扱い販売店は認知度が高いですが、中古のオフィス家具の販売店も全国に多数展開されています。オフィスバスターズや楽市、POWER PLUSなどがネット検索でも上位に表示されます。それでは、店舗で購入することでどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、どのようなオフィス家具を選べばよいかわからない場合も、店頭スタッフがいるため相談しやすく、希望通りの商品を見つけやすい点も店舗での購入のメリットです。
ネットで購入する場合
ネットで購入する場合は、実際の店舗に出向く必要がなく、ネット上で商品の契約や売買が成立する手軽さがメリットです。一方でサイト上での写真でしか商品を確認できない点が実店舗での購入と比較した場合のデメリットではないでしょうか。
ここからは中古品のネットで購入する場合によく利用されている3つのサイトの特徴や決済方法等の購入時のポイントについて紹介します。
ジモティーを活用する方法
一つ目の購入サイトはジモティー 無料の広告掲示板です。ジモティーの特徴は、中古品の売買のほかにも無償提供がある点です。コストをかけずにお得にオフィス家具を入手したい場合は、まず確認してみることをおすすめします。
メルカリを活用する方法
メルカリは国内最大級のフリマアプリで有名なサイトです。ホビーやアイドルグッズなどの取り引きイメージが強いかもしれませんが、オフィス家具も取り引きされています。メルカリで購入する場合、購入手続きに手数料はかからず、決済方法もコンビニや銀行、携帯会社のまとめて決済など豊富に用意されているため、購入までのハードルが低い点も魅力です。
ヤフオクを活用する方法
ヤフオクはヤフー株式会社が運営している個人参加が可能なオークションサイトです。落札するまでの緊張感を楽しめる点がポイントです。また、幅広いジャンルの商品が出品されており、希望のオフィス家具が見つかるかもしれません。
≫ ヤフオク! – 日本最大級のネットオークション・フリマアプリ
利用者数 | 利便性 | 決済方法 | 受け取り方法 | |
ジモティー | 月間1000万人以上 | 〇 | 購入者と直接やり取りが可能 ネット決済もあり |
郵送または手渡し |
メルカリ | 月間2200万人以上 | ◎ | ネット決済 | 郵送 |
ヤフオク | 月間1325万人以上 | 〇 | ネット決済 コンビニ支払い 銀行振込 |
郵送 |
中古のオフィス家具を選ぶ際の注意点とは?
実店舗やネットを介して購入できる中古オフィス家具ですが、商品選びをする際に注意すべきポイントにはなにがあるのでしょうか。ここからは商品選びのポイントについて次の5つを紹介します。
- 状態が良いものを選ぼう
- 適切な価格かどうかを見極めよう
- オフィスのコンセプトを考えよう
- 必要数のアイテムが揃うか確認しよう
- 設置場所や搬入経路を確認しよう
①状態が良いものを選ぼう
中古のオフィス家具を選ぶ際には、商品自体の状態に注意を払いましょう。中古品であればすでに誰かが使用した後の状態から使い始めます。そのため、以前の所有者の使い方が乱雑だった場合、商品に大きな傷がついていたり、正常に動作しないことがあります。
②適切な価格かどうかを見極めよう
中古のオフィス家具を購入する場合、適切な価格かどうか見極めることも重要です。中古品に設定されている価格には原価や手数料、販売店が希望する利益率が含まれています。
③オフィスのコンセプトを考えよう
中古のオフィス家具を選ぶ際、オフィスインテリアのコンセプトと合う商品かどうかを考えましょう。新品と違い中古品は商品ラインナップが少ない場合がちらほら見受けられます。
④必要数のアイテムが揃うか確認しよう
オフィスに設置する応接セットや会議室用の机やイスなど、必要数のアイテムが揃うかは必ず確認しなければならないポイントです。可能であればデザインやカラーリングを統一したアイテム選びをしたいところですが、流通している商品数に限りがあるため必ずしもすべてが希望通りに用意できない場合もあります。
⑤設置場所や搬入経路を確認しよう
中古品だけではなく新品においても共通する内容ですが、オフィス家具の設置場所や搬入経路については事前に必ず確認しましょう。デザインや価格だけで購入商品を決めてしまい、いざ設置する段階になって、通路幅や入口の幅が商品に対して狭く、設置できない事態は避けたいところです。
不要になったオフィス家具の手放し方は?
これまでは中古品の購入方法や商品選びの際のチェックポイントについて紹介しました。オフィス家具が必要になる場合もあれば不用になる場合もあります。いらなくなったオフィス家具はどのようにして処分するとよいのでしょうか。
ここからは不要になったオフィス家具の処分方法について次の4つを紹介します。
- 買取業者に依頼する
- フリーマーケットやオークションに出品する
- 産業廃棄物処理業者へ依頼する
- 不用品回収業者へ依頼する
①買取業者に依頼する
一つ目の処分方法は中古品の買取業者に依頼することです。買取業者に依頼する場合、買取査定の結果、買取可能だった場合に引き取ってもらうことが大まかな流れです。査定額分を受け取れるため、不用品をお得に処分できる方法の一つではないでしょうか。
②フリーマーケットやオークションに出品する
二つ目の処分方法はフリーマーケットやオークションに出品することです。希望する金額で販売できたり落札されれば不用品をお得に処分できる方法といえます。地域のフリーマーケットが定期的に開催されていない場合は、前述のフリマサイトやネットオークションを利用することをおすすめします。
③産業廃棄物処理業者へ依頼する
三つ目の処分方法は産業廃棄物処理業者へ回収を依頼することです。産業廃棄物処理業者へ回収を依頼する場合は、都道府県による認可を受けている業者を選ぶようにしましょう。営業許可を受けていない業者への回収依頼は懲役や罰金刑につながるため注意が必要です。
③不用品回収業者へ依頼する
四つ目の処分方法は不用品回収業者へ回収を依頼することです。業者へ回収料金を支払うことで不用品を処理できます。業者によっては買取査定する業者もいるため、査定額がつけば回収費用がお得になる場合もあります。
安い中古品の探し方を徹底解説【お得にオフィス家具を手に入れよう】まとめ
今回は中古のオフィス家具をお得に購入する場合のポイントについて紹介しました。実店舗やネットを利用して購入できるため、商品選びの手軽さなのか実物を確認したいのか、希望する購入方法に合わせて活用することをおすすめします。また、オフィス家具が不要になった場合の処分方法についても紹介しました。いらなくなったオフィス家具の処分に困った場合はぜひ参考にしてみてください。