オフィスチェアは中古で探すことによってお手頃な金額で購入できます。しかし、中古は新品と違い、品質や見た目などの心配ごとが多いのも事実です。この記事では中古でオフィスチェアを購入するときの注意点やおすすめ商品をご紹介します。
オフィスチェアを中古で購入する際の注意点は?
オフィスチェアを中古で購入する際の注意点は以下の通りです。
- 劣化状態を確認する
- 汚れや色あせを確認する
- メーカーと品番を確認する
- 新品との価格を比較する
これらを確認することで、中古品を買うことに対する不安を解消できます。
劣化状態を確認する
中古のオフィスチェアを買うときは劣化状態を確認しましょう。オフィスチェアは、クッションやパーツの接続部分は使用期間が長いほど劣化しているからです。特に状態の確認が必要な箇所は次の通りです。
- 座面のクッションのへたり
- 背面のクッションやメッシュ部分のへたり
- 接続部分の緩みやきしみ
- 昇降機能やリクライニング機能の動作性
オフィスチェアに起こりうる経年劣化については一般社団法人日本オフィス家具協会ホームページでも紹介されています。このような劣化は修理可能か、また、使い勝手に支障がないかを購入前に確認しましょう。
汚れや色あせを確認する
汚れや色あせの状態を確認しましょう。見た目は機能と同じくらい重要で、快適性にも影響するためです。布地は特に汚れが目立ちやすく、コーヒーの跡や色あせは元に戻りません。また、傷は修復が難しいため、アームレストや脚などの目立つ部分に傷みがないかチェックしましょう。
メーカーと品番を確認する
オフィスチェアの購入を考える際、メーカーと品番の確認は欠かせません。これらの情報から、商品の信頼性やサポート体制を把握できるからです。例えば、オカムラやコクヨといった歴史と実績を持つメーカーの製品であれば、一般的に高い品質や耐久性が期待できます。品番を通じて、その製品が最新モデルなのか、あるいは廃番が近いモデルなのかもわかり、アフターサービスの有無や部品の取り扱いなどのサポートについて確認できます。
新品との価格を比較する
オフィスチェアの購入を検討する際、新品と中古の価格の違いをしっかりと把握することが重要です。中古品は低価格であることが一般的ですが、新品との価格差がそれほどない場合もあるからです。実際、多くの中古商品は新品の1割〜7割程度の価格で取引されていますが、人気のあるモデルや限定品などは、新品とほぼ変わらない価格で売られていることもあります。
オフィスチェアを中古で選ぶポイント
オフィスチェアを中古で選ぶときは以下のようなポイントをおさえることが重要です。
- 快適性
- 調整機能
- 耐久性
- デザイン
- 価格
これらは中古だけでなく、新品のオフィスチェアを選ぶときも大切な内容です。
快適性
オフィスチェアは快適性が大事です。快適な座り心地でなければ、仕事に集中したり、チェアに座ってリラックスできません。快適性を大きく左右するのは座面と背面のクッション部分。快適性を確かめるには、実際に座ってみるのが最もわかりやすいでしょう。ネットショップで購入を検討している場合は、レビューをチェックしてユーザーの声を参考にしましょう。
調整機能
調整機能はオフィスチェアの醍醐味でもあります。オフィスチェアは、角度や高さを変えられる調整機能があることで、長時間の作業でも快適に使用できるようにしているからです。具体的には、座面の高さや背もたれの角度を自由に変えられることが重要です。そのほか、アームレスト、ヘッドレストなどの様々なサポートパーツがあります。これらがいかに体にフィットし、シーンに合わせて調整できるかどうかが使い勝手を大きく左右します。
耐久性
オフィスチェアは耐久性が大切です。なぜなら、オフィスチェアは日常的に使用するアイテムであるため、故障や機能低下が起こると作業の効率や快適性が損なわれるからです。耐久性が高いチェアを選ぶことで、短期間での故障や機能低下のリスクを低減し、長く快適に使用できます。パーツ交換の手間や修理のコストを節約するため、オフィスチェアは耐久性を重視しましょう。
デザイン
オフィスチェアはデザインも重視して決めましょう。オフィスの中で、オフィスチェアは大きな存在感を示し、仕事のモチベーションやインテリアに大きな影響を与えるからです。オフィスチェアのデザインのポイントは以下が挙げられます。
- 重苦しくないメッシュの背もたれ
- アクセントカラーを用いた明るい配色
- 高級感のある細いフレーム
自分の好みやオフィスの雰囲気に合わせて、オフィスチェアのデザインを選びましょう。
価格
オフィスチェアの検討に価格は欠かせない要素です。デザインや機能がいくら充実していたとしても、価格が高すぎたら手が届かないからです。オフィスチェアの新品の相場価格は、エントリーモデルであれば数千円から1万円台、中級モデルでは1万円から3万円台、高級モデルや有名ブランドの製品になると5万円以上の商品も存在します。品質が高いオフィスチェアほど高額になるため、割安で購入できる中古がおすすめです。
中古のオフィスチェアはメーカー品がおすすめ
中古を買うならメーカー品がおすすめです。それには以下のような理由があげられます。
- 機能や性能が良い
- 耐久性に優れている
- 保証が充実している
機能や性能が良い
メーカー品は機能や性能に優れています。メーカーは資本力があるため、研究や商品開発にコストをかけられるからです。たとえば、ハーマンミラー社のアーロンチェアは、長時間の作業でも快適に過ごせるように設計されています。
耐久性に優れている
メーカー品は耐久性に優れています。なぜなら、メーカー品は耐久性の確認をするために厳しい試験をクリアしているからです。たとえば、オカムラ社のBaron(バロン)はJIS(日本産業規格)やJOIFA(日本オフィス家具協会)などの国内規格だけでなく、米国の事務用イスの安全規格や、欧州の事務用イスの強度試験規格にも適合しています。
保証が充実している
メーカー品は保証が充実しています。メーカー品は製造過程での高い品質基準を設け、その基準を満たした製品を提供しているからです。有名メーカーの商品と保証期間については以下の通りです。
メーカー・商品 | 保証期間(構造部分のみ) |
イトーキ スピーナチェア | 3年間(取扱説明書より) |
オカムラ コンテッサセコンダⅡ | 8年間(取扱説明書より) |
ハーマンミラー アーロンチェア | 12年間(ホームページより) |
このような保証に加えて、メーカーは製品に対するクレームや不具合情報に迅速な対応を取り、継続的な品質向上に努めています。その結果、メーカー品は信頼性が上がり、長期間安心して使用することができるのです。
おすすめメーカーと人気商品
オフィスチェアを中古で購入する際のおすすめメーカーと中古品としてよく取引のある人気商品を一覧にまとめました。
メーカー | 代表商品 | 価格(新品) | 中古価格目安 |
オカムラ | コンテッサセコンダⅡ | 200,400円~ | 24,100~77,600円 |
イトーキ | エフ | 89,200円~ | 3,100~25,000円 |
コクヨ | ベゼル | 83,800円~ | 18,000~35,000円 |
ウチダ | パルスチェア | 160,800円~ | 12,600~44,820円 |
ハーマンミラー | アーロンチェア | 249,700円~ | 48,400~177,500円 |
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オフィスチェアを中古で購入する際の注意点とおすすめ商品を紹介
中古のオフィスチェアについて、購入時の注意点やポイントを解説しました。大切なのは、価格だけでなく、品質や耐久性、そして使用感を重視することです。損傷や汚れについても確認し、長期間気持ちよく使えるものを選びましょう。特にメーカー品は機能がよく、ユーザーからの評価も高いため安心して使用できます。これらのポイントをおさえ、最適な中古のオフィスチェアを選んでください。