失敗しない中古セイルチェア【ハーマンミラー】の選び方

中古セイルチェア オフィス家具・店舗用品

Herman Miller(以下、ハーマンミラー)のセイルチェアは機能的でありながらインテリア性も高いため高い人気を誇っています。ただ、メーカーものや高機能製品は若干高価なのも事実…。そこで、メーカーチェアをお得に入手できる中古の選び方を紹介します。

 

セイルチェアとは

セイルチェアとは「モダンな家具」の代名詞とも言われるハーマンミラーのオフィスチェアで、船の帆(sail)にインスピレーションを受けてデザインされています。

セイルチェア

出典:ハーマンミラー

そんなセイルチェアには以下のような機能が備わっています。

 

<セイルチェアの機能>

  • 耐荷重159㎏
  • アームの高さ調整機能
  • 背もたれの角度調節機能
  • フレームのない背もたれ
  • 長時間座りやすい座面パッド
  • 骨盤サポートをするポスチャーフィット
  • 高さ調節できるランバーサポート(オプション)

 

チェアやアームの高さ、背もたれの角度などを細かく自分好みに調節できます。また、最先端の人間工学に基づいた設計になっており長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。

 

メーカーチェアの価格は10万円以上するのが一般的で、中には40万以上する高級チェアもあります。セイルチェアは機能性抜群でありながら、新品でも10万円~15万円以内で購入できるので高級チェアに比べれば検討しやすい価格帯です。加えて、セイルチェアは正しい姿勢を保ちやすいだけでなく、座面を倒して休憩もできるので、デスクワークがメインの人におすすめです。

 

なお、体格に合わせたサイズや常に正しい姿勢を保つことにより重点を置くのであればアーロンチェアを検討しても良いでしょう。ただし、セイルチェアに比べ価格に幅があるので予算と相談してください。アーロンチェアについてはぜひこちらの記事を読んでみてください。

 

≫ アーロンチェア(ハーマンミラー)を中古で購入する方法と注意点

 

失敗しない!中古セイルチェアの必須確認項目5つ

未使用の新品はもちろん魅力的ですが、中古品なら新品の半額以下で入手できる場合もあります。ここからは、中古購入で失敗しないために必ず確認して欲しいことを5つ紹介していきます。

 

1.購入場所

まず、購入場所についてです。オフィスチェアは長時間かつ長期間使うものなので、本来であれば現物を見て試座してから購入すべきです。とはいえ、中古品は数に限りがあり実物を見比べるのが難しいので、オンラインサイトで探すと良いでしょう。

 

中古セイルチェアを探すなら以下のサイトがおすすめです。

 

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オンラインサイトで手軽に自分好みのチェアを探してみましょう。

 

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2.劣化状態

次に、必ず確認して欲しいのが商品の状態です。

 

シート部分

まず、セイルチェアのシート部分を確認しましょう。座面シートの生地やクッション性は座り心地に関わる大切な部分だからです。具体的には、シートにくぼみなどがないかを確認してください。特にオンラインで確認する場合は、掲示されている商品のシート部分を写真で確認したり、サイトに直接問い合わせたりするのが良いでしょう。

 

なお、セイルチェアには高性能のインジェクション成型ウレタンフォームが使われています。インジェクション成型とは金型を用いて製造する方法で、まったく同じ形のウレタンフォームを大量生産できます。

 

つまり、セイルチェアのクッション部分は手作業などによる誤差は一切なく、全て同じ形というわけです。なので、新品と見比べればシート部分の違いは一目瞭然です。

 

接続部分の状態

接続部分はセイルチェアの耐久性に関わるので必ず確認しましょう。試座できる場合は使用する本人が座ったときに軋みがないのを確認します。中古品の場合、多少の軋みには目をつぶることもありますが、写真では分からないので商品状態の欄に「座ったときに少し軋む音がします」などが書かれていないかを確認してください。

 

また、商品状態に書かれていないからといって安心せず、購入前に軋み具合について確認の連絡をしておくのをおすすめします。

 

機能の動作

セイルチェアの機能動作を確認しましょう。チェアの機能は座っている間、常に動かす機能ではありませんが利便性に関わるのです。具体的には、以下の機能がスムーズに操作できるかを確認しましょう。

 

<動作を確認する機能>

  • キャスター
  • 座面の昇降機能
  • ランバーサポート
  • ハーモニックチルト
  • アジャスタブルアーム

 

椅子やアームの高さがスムーズに調整できないと、仕事を始める前に余計な時間を取られてしまい不効率です。快適に仕事をするために購入するなら余計なストレスは増やしたくないですよね。

 

汚れや色あせ

セイルチェアにある汚れや色あせが許容できる範囲なのかを確認しましょう。「中古で失敗した」と思う原因の一つが見た目にギャップがあることだからです。価格が安い場合は、汚れや色あせなど見た目に劣化がある場合も多いので注意が必要です。

 

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中古品とは言え、新しく購入するものなので見た目が想像通りでなければ不満に思うでしょう。外観は目視、または写真で細部まで確認しましょう。購入したセイルチェアが思った通りの見た目なら満足度の高い買い物になりますよ。

 

3.メーカーと仕様

セイルチェアを中古品で探すなら、メーカーと仕様の確認は欠かせません。というのも、セイルチェアとデザインが似ているオフィスチェアと間違えて購入するのを防ぐためです。また、セイルチェアは自分好みにカラーなどをカスタマイズできるので、仕様の確認も必要です。仕様が選択できる主な項目はこちらの通りです。

<種類が選べる主な仕様項目>

  • アーム
  • キャスター
  • フレーム/ベース
  • サスペンション/ファブリック

 

セイルチェアはカラーバリエーションが豊富なので、好みに合ったカラーの中古を見つけましょう。

 

4.新品との価格比較

中古でセイルチェアを購入するなら新品の価格を事前に調べておきましょう。新品と中古品の価格に大差ないなら中古で購入するメリットが小さくなるからです。一般的な中古セイルチェアは新品の3~5割程度が妥当な価格と言えるでしょう。コストパフォーマンスが良い選択をするためには、新品と中古品の価格を比較して適正価格の判断をするのが大切です。

 

≫ オフィスチェアを中古で購入する際の注意点とおすすめ商品を紹介

 

5.インテリアとの相性

中古セイルチェアを導入するときは、すでにあるインテリアとの相性を考えて選ぶことが大切です。というのも、チェアをはじめとした家具は一つ増えるだけで部屋の雰囲気を変えるほど存在感があるからです。

 

例えば、モノトーンで統一している部屋ならカラフルなセイルチェアではなく、白や黒を基調とした商品を選ぶのが一般的なセオリー。また、セイルチェアはワンサイズのみなので、一緒に使うデスクのサイズや部屋のキャパシティーを考慮して選びましょう。

セイルチェアのサイズ

出典:ハーマンミラー

仕事をするための空間にするなら白や黒、グレーなどのカラーで統一するのがおすすめです。インテリアカラーを刺激の少ない色にすると気が散らず集中しやすい空間を演出できるのです。

 

中古セイルチェアはメンテナンス次第で長持ち!

続いて、セイルチェアのメンテナンス方法を紹介していきます。定期的にメンテナンスをして快適に使い続けましょう。

 

掃除機がけ

まず、通常のメンテナンス方法は掃除機がけです。定期的にほこりを掃除機で取り除けば、綺麗な状態を維持しやすいのです。掃除機は布全体にかけますが、その際は布張り用のアタッチメントを使いましょう。掃除機の回転ブラシなど硬い素材が当たると布表面が傷ついて、布の劣化につながるので気をつけてください。

 

ほこりを定期的に取り除けば布地の黒ずみ軽減になるので、部屋の掃除のついでにセイルチェアも綺麗にしてあげましょう。

 

しみ抜き

次に、しみ抜きについてです。汚れは時間が経つほど沈着して落としづらくなるので、汚れがついたらすぐに吸収性の高いタオルなどで汚れを吸い取りましょう。しみが残る場合は、汚れが水性か油性かを判断して以下のように処置をします。

 

水性のしみ 油性のしみ
クリーナー ・ファブリック用の水性クリーナー
・低刺激性石鹸(アルカリ性)を溶かしたぬるま湯
市販のクリーナー
処置方法 ①布やスポンジをクリーナーで湿らせて拭き取る
②残っている液体を別の綺麗な布やスポンジで吸い取ってしみを取る
①布やスポンジをクリーナーで湿らせて、しみの外側から中央に向かって、軽く、手早くしみ全体に塗布して吸い取る
②残っている液体を別の綺麗な布やスポンジで吸い取ってしみを取る
注意点 しみをこびりつかせるので熱湯は使わない 布地に変色などがないかを目立たない面で試してから使う

 

クリーナーは何度かに分けて少しずつ軽く塗布するのがポイントです。一度にたくさんの液体をつけたり、強くこすったりすると布地にダメージを与える恐れがあるからです。また、しみ取り後は完全に乾かしてから掃除機をかけたうえで使いましょう。

 

なお、汚れが落ちない場合や広範囲な場合は専門業者にクリーニングを依頼してください。

 

アルミニウム部分のワックスがけ

アルミニウム部分のメンテナンスも欠かせません。というのも、アルミニウムはほこりや潮風などあらゆるものがくすみや腐食の原因になるからです。アルミニウムのメンテナンスにはペースト状の専用ワックスを塗ります。

 

アルミニウム専用のクリーナーやワックスの例▼

ブルーマジック メタルポリッシュクリーム

出典:メタルポリッシュクリーム(ブルーマジック)

アルミニウムの美しさを保つためには3ヵ月に1回ワックスを塗るのがおすすめです。ただし、海が近く、湿度も高い地域はアルミニウムの腐食が進みやすいので、メンテナンスは月1回行うと良いでしょう。

 

失敗しない中古セイルチェア(ハーマンミラー)の選び方【まとめ】

中古セイルチェアで失敗しないための選び方や快適に使い続けるためのメンテナンス方法を紹介しました。「中古を購入して失敗した…」というのは正直確認不足です!本記事で紹介した確認ポイントをしっかり確認して、納得できる中古セイルチェアを見つけましょう。