病院や会社の待合でよく見かけるロビーチェアですが、自社に適した選び方がわからない方もいるのではないでしょうか。この記事では、ロビーチェアを選ぶ際のポイントやシチュエーション別の選び方を紹介します。これから購入を検討される方はぜひ参考にしてみて下さい。
ロビーチェアとは何?
ロビーチェアとは病院の待合や企業のロビー、レセプションに置く一人掛け用のイスを指します。また、来院患者やお客様に座っていただくための、おもてなし用のイスとして重宝されており、デザインや座面の素材、カラーリングごとに多種多様なアイテムが展開されています。2~3人掛け用のソファタイプはロビーソファと呼ばれており、ロビーチェアとロビーソファの組み合わせで待合スペースを演出しています。
ロビーチェアをタイプ別に紹介
ロビーチェアは1人掛け用と2~3人掛け用のタイプに分けられます。それぞれのタイプごとに使い方や特徴が分かれているので、どんなタイプのロビーチェアが自社の待合スペースやロビースペースに適しているか想像しながら読み進めてみてください。
一人掛けのチェアタイプ
一人掛け用チェアタイプのロビーチェアは一人分の座面のみで構成されているため、着座した際にパーソナルスペースを感じやすい点が特徴です。複数人で座るソファタイプやベンチタイプと比べ、一人でイスに座れることから着座中はリラックスしやすく、来訪いただいた際に気兼ねなくくつろいでいただけます。
複数人掛けのベンチ・ソファタイプ
ベンチ・ソファタイプのロビーチェアでは、座面のみのベンチタイプや背もたれ・ひじ掛け付きのソファタイプが選べます。複数人掛けのアイテムであるため、病院の待合など限られたスペースの有効活用に適しています。また、座面がひろいためちょっとした休憩や赤ちゃんを寝かせられるなど、使い方の幅が広い点もベンチ・ソファタイプのロビーチェアの魅力です。
ポイント別 ロビーチェアの選び方を紹介
ロビーチェアを選ぶ上でおさえておきたいポイントとして、次の4つを紹介します。
- 素材感
- サイズ感
- クッション性
- カラー
自社のイメージや配置するスペースに合ったアイテム選びの参考にしてみてください。
ポイント1.素材感
ロビーチェアは毎日多くの人が利用します。そのため、摩擦の強さや耐久性のある張地を選ぶことがポイントです。主に使用されている張地の素材は、ファブリックや合成皮革、本革、木材などです。各素材の特徴を次の表にまとめました。
張地の素材 | 特徴 |
ファブリック | 柔らかな肌触りが特徴。張地の取り外しが可能であれば長く衛生的に使用できるのでおすすめ。 |
合成皮革 | 本革と比較して安価に入手可能。また、防汚性・防水性に優れており、お手入れしやすい。 |
本革 | 高級感と本革特有の光沢が特徴。高価ではあるものの、耐久性に優れ、長期間愛用できる。 |
木製 | 固く耐久性に富んだ材質。屋外でも使用できるため、場所を問わずに配置できる。 |
ポイント2.サイズ感
ロビーチェアを配置する場所と使用目的によって、適切なサイズを選択することが重要です。限られたスペースに複数人着座してもらう必要がある場合、一人掛け用のロビーチェアを多く配置しても、座れる人数は限られます。想定される利用人数や設置場所のスペースは事前に把握しておきましょう。
各ロビーチェアのサイズを次の表にまとめました。
ロビーチェアのタイプ | サイズの目安 |
一人掛け用 | 幅:620~980mm 奥行:620~950mm 高さ:715~760mm |
二人掛け用 | 幅:1220~1500mm 奥行:620~770mm 高さ:690~770mm |
三人掛け用 | 幅:1720~1960mm 奥行:760~950mm 高さ:700~760mm |
ポイント3.クッション性
クッション性は来院者やお客様が待っている時間にくつろげるかを左右する重要なポイントです。ロビーチェアを使用する時間が長い場合、座面のクッションが固ければお客様は不快に感じるかもしれません。一方で病院の待合スペースのような人の入れ替わりが多い場合であれば、多少座面が固くても座り心地の悪さは感じにくいでしょう。
用途別に適したクッション性について次の表にまとめてみました。
クッションの特徴 | おすすめの用途 |
やわらかめ | 長時間座るような場面がおすすめ 例)待合ロビー、応接室 |
かため | 座る時間が短時間な場面におすすめ 例)病院の待合、会社のエントランス |
ポイント4.カラー
ロビーチェアの色味は、配置する場所の雰囲気や使用目的と調和するものを選ぶことが重要です。なぜなら、配置する場所の雰囲気や使用目的と色味が調和できていなければ、来院者やお客様に居心地の悪い思いをさせてしまうかもしれないからです。
シチュエーション別 ロビーチェアの選び方を紹介
これまで紹介した選び方を踏まえて、シチュエーション別にロビーチェアの選び方を紹介します。前述しましたが、オフィス家具を選ぶ上で重要なポイントは、配置場所の雰囲気と使用目的にあったアイテムを選ぶことです。より具体的なポイントをおさえていきましょう。
病院の待合で使う場合
病院の待合でロビーチェアを使う場合、おさえておくべきポイントは来院者の滞在時間と配置するスペースです。個人病院と総合病院の待合は面積が大きく違いますが、二人掛け用もしくは三人掛け用のロビーチェアを活用することをおすすめします。
また、病院で採用すると良いロビーチェアのカラーとしてグリーンを紹介しました。グリーン以外にもベージュやイエローなど、生命力を感じるアースカラーや元気のでるビタミンカラーは来院者を元気づけるカラーリングです。自社の待合スペースをどのように演出したいか考えながら色選びをしてみてはいかがでしょうか。
会社の待合ロビーで使う場合
会社の待合ロビーでロビーチェアを使う場合、来社されたお客様がくつろげるような配慮ができるかがポイントです。待合ロビーでゆっくりと過ごしていただく場合は、一人掛け用かつクッション性の高いロビーチェアを配置するといった心配りが重要です。
会社の応接室で使う場合
会社の応接室でロビーチェアを使う場合は、一人掛け用のロビーチェアと三人掛け用のロビーチェアを応接セットのように配置することをおすすめします。特に合成皮革や本革が張地として用いられているロビーチェアを選びましょう。
また、クッション性のあるロビーチェアを選ぶと、商談や面談など長時間着座した状態で過ごす場面でも快適に過ごせます。
ロビーチェアのおすすめ商品4選
これまで、ロビーチェアのタイプやポイント別の選び方、使用場面ごとの選び方のポイントについて紹介しました。一方で、具体的にどのような商品が販売されているのか知りたい方が多いと思います。紹介したポイントをふまえたおすすめ商品を4つ紹介しますので、ロビーチェア選びの参考にしてみてください。
URIN Sofa リブソファ URIN-2595-1P(1人掛け)
ふっくらとしたフォルムと座面のリブが特徴の一人掛け用ロビーチェアです。選択できるカラーはブラウンとグレーの2色であり、落ち着いたくすみカラーが配置する空間を優しい印象にしてくれます。
URIN Sofa リブソファ URIN-2595-3P(3人掛け)
前述した一人掛け用リブソファのサイズ違い商品です。張地のカラー展開も同じなので、応接セットや待合ロビーに配置するのはいかがでしょうか。張地がムートン調の質感のため手触りが良く、背面や座面のクッションが長時間座っていても疲れを感じさせません。こちらの商品も大きめのサイズですので、広めのスペースでゆったりと使用していただくことをおすすめします。
ローベンチ RKC-939LBR
カリモク60のロビーチェアを彷彿とさせる座面デザインのローベンチです。背もたれがないタイプのロビーチェアのため圧迫感がなく、限られたスペースでも配置できる点がおすすめポイントです。
ロビーチェア ASO-L03W
かわいい4色のカラー展開が特徴のロビーチェアです。4色のカラーは、ライトグリーン、ピンク、ブラウン、ブルーで、どの色も淡いパステルカラーのような色味のため、配置する空間に馴染みやすい点が本商品の魅力です。ライトグリーンやブラウンは生命力を感じやすいアースカラーのため、病院の待合などで使用することをおすすめします。
待合にピッタリ!ロビーチェアの選び方やおすすめ商品を紹介【まとめ】
今回は、ロビーチェアの特徴や素材等のポイント別の選び方、そしてシチュエーションごとにロビーチェアを選ぶ際のポイントを紹介しました。ロビーチェアを置く空間のサイズ感や使用方法を事前に固めておくことで、目的に沿ったアイテム選びが可能です。紹介した内容について、今後のロビーチェア選びの参考にしてみてください。