オフィス商談スペースや働く人の休憩用としてソファを使うメリットとしては、落ち着いた空間づくり・信頼感・疲労軽減などがあげられます。ソファの選び方や設置は意外と難しく、失敗してしまったという声も実際にあります。ここでは、おすすめのオフィス向けソファ、応接セットから、メンテナンス方法までご紹介します。
オフィススペースにソファを設置するメリットとは
まずオフィススペースにソファを置いて使うメリットは、大きく分けて3点あります。
- 快適で落ち着いた空間づくり
- 信頼感の構築
- 疲労軽減
次章から1つずつ詳しくご紹介します。
快適で落ち着いた空間づくり
オフィスにソファを配置することで、快適で落ち着いた空間を作ることが可能です。ソファは体を預けてリラックスできる家具です。また、空間を仕切る機能もあります。ソファに座ることにより視線が下がるので、空間に広がりを感じることができます。これらにより、オフィスの中でもソファのある場所は快適で落ち着くことができるのです。
信頼感を与える
いつも仕事で使っているものと同じ椅子ではなく、来客用としてソファを用意することで、信頼感を構築することが可能です。
また、アメリカの大学の研究チームによる実験では、人は柔らかいソファに座ることで、交渉姿勢も柔軟になるということが明らかにされています。
疲労軽減
休憩スペースにソファを置くことで、疲労軽減の効果があります。これはオフィスで働く人にとっての大きなメリットになります。ソファには背もたれがあり、またクッション性もあるので、体を完全に預けることができます。種類によっては背もたれをリクライニングさせたり、足置き付きもあるので、自分にとってより楽な態勢を探ることもできます。
ソファ導入時の注意点
来客スペースや休憩スペースにソファを導入するときの注意点は次の3点があげられます。
- サイズ
- 使用目的や用途
- メンテナンス
次章で詳しくお伝えします。
サイズ
ソファ本体のサイズはもちろん、設置スペースの確認や搬入経路の確保も必要になります。例えば幅180㎝奥行き90㎝のソファの場合、背もたれに座って足を延ばすスペースを考えると、ソファの前後にそれぞれ最低30㎝の余裕が必要です。また、人の移動があれば、人がすれ違うスペースも必要です。事前にサイズの把握をしておきましょう。
目的・用途
設置する前にソファを置く目的や用途をよく確認しましょう。来客用なのか、休憩用なのかによって設置するソファの種類が違います。使う人数によっても使うソファが違うので注意です。来客用であれば、重要な人に応対し、企業イメージの向上にもつながるよう、できるだけシンプルで素材も上質なものを選びます。
メンテナンス
ソファは人が座って使うものなので、メンテナンスは必須です。素材別の主なメンテナンス方法は以下になります。
ソファ素材ごとのお手入れ
素材 | 日頃のお手入れ | 本格的なお手入れ |
本革 | 柔らかい布で乾拭き。
食べ物をこぼした場合は乾拭きして、固く絞った布で汚れを落とす |
月に1回程度掃除機でほこりを取り除き、革クリーナーで汚れを落としたあと、クリームで表面を保護する |
合成皮革 | 柔らかい布で乾拭き | 月に1回程度掃除機でほこりを取り除き、固く絞った布でふいたあと乾拭き。 1シーズンに1回は革クリーナーで汚れを落とす |
布 | 掃除機や粘着クリーナーでほこりを取る
クッションなどは手ではたく |
カバーが外せるタイプは月に1回程度外して水洗いをする。
汚れは中性洗剤を溶かした水で濡らして固く絞った布でふき、落ちない場合は酵素系漂白剤を部分的に使う |
定期的なメンテナンスでより長く使うことができます。
オフィス向けソファの種類
具体的なソファの種類をデザインと素材の面からご紹介します。デザインで4種類、素材で3種類お伝えします。
デザイン
オフィス向けのソファのデザインは以下の4種類になります。
- ローバックソファ
- ハイバックソファ
- 肘掛椅子
- 肘無し椅子
それぞれについて詳しくご紹介します。
ローバックソファ
ローバックソファは背もたれが低いソファです。背もたれが低く、圧迫感がありません。視界をさえぎるものがないので、窓際に設置した場合、窓の外の景色も邪魔なく見ることができます。ソファの裏側や背面に手が届くので、掃除がしやすいです。
ハイバックソファ
ハイバックソファは、長時間座っていても疲れないので、オフィスで働く人の休憩用のソファとしておすすめできます。ハイバックソファとは、背もたれが高く、頭までしっかりともたれることができるソファです。高さがあるので、もたれてリラックスするという用途のほかに空間を仕切るという役割もあります。
肘掛椅子
肘掛椅子は、来客用でも働く人の休憩用にもどちらでも対応可能です。肘がついているソファで、片肘タイプと両肘タイプがあります。両肘の一人掛けは肘を預けることでゆったりとくつろぐことができます。また長椅子タイプの両肘は、ソファのどちら側に座っても、肘ごともたれることが可能になります。
肘無し椅子
デザインの種類の最後にお伝えするのは肘無し椅子です。オフィスの通路などちょっとしたスペースにおすすめです。肘無しは肘がついていないソファで、片肘タイプのソファと組み合わせてソファの長さを調節することができます。単体でも使用可能で、肘がないので椅子の横側から腰を掛けることができ、体の位置を変えるのも非常に楽です。
素材
オフィス向けのソファの素材について以下の3点をご紹介します。
- 布
- 合成皮革
- 本革
いずれも直接体に触れる部分になるので、購入前にできれば実際に座ったり、生地見本で質感を確認することをおすすめします。
布
布地は来客用でもオフィスで働く人の休憩スペース用としても対応可能です。使用される布はポリエステルやナイロンなどの合成繊維が主流です。綿や麻などの天然繊維は色あせや縮み、破れなど合成繊維に比べて耐久性が低いものが多いので、多くの人が使用するオフィスでは合成繊維の張地のものがおすすめです。
合成皮革
合成皮革とは天然の本革に似せた質感に作られた人工素材です。本革に比べると比較的価格がお手ごろになります。布よりは比較的汚れに強いので、メンテナンスもしやすい素材です。合成皮革には塩化ビニール素材を使ったものとポリウレタン素材を使ったタイプがあります。
本革
本革のどっしりとした質感と革の風合いはデザイン的にも機能面でも非常に優れています。来客用に使えばお客様に喜ばれ、働く人の休憩用にすれば満足度が高くなります。
オフィス向けおすすめソファ5選
それでは、オフィス向けのおすすめソファ5点をご紹介します。こちらでピックアップしたソファはいずれもシンプルなデザインとメンテナンスのしやすさ、サイズ感でおすすめです。
キャスターチェア ZCL-590
オフィスにおすすめのキャスターチェアです。来客用として、また休憩用としても対応可能です。ソファの脚部にキャスターがついているので、移動がとても楽なところがおすすめポイント。また両肘タイプでゆったりとかけられるところもおすすめです。掃除も手軽にできるので、メンテナンスに対するストレスなく使用可能です。
応接ソファ Reception Room MTNS Sofa MTNS-3S BK
応接ソファ Reception Room MTNS Sofa MTNS-3S BKは、来客用はもちろん、休憩用としても対応可能です。耐久性が高く、汚れに強いのでメンテナンスのしやすさがおすすめポイント。素材は布地に塩化ビニール樹脂を加工して皮革に似せた人工素材を張地に使用。忙しいオフィスでもメンテナンスに時間をとられません。
応接ソファ Reception Room MTNS Sofa MTNS-3S BK
応接イス KOT-1080(BK)
この応接イスは来客用におすすめします。脚部にスチールを使用したスタイリッシュなデザイン。脚部と座面の間にスペースがあるので、ロボット掃除機も通過しやすく、床面の掃除が非常にしやすいです。環境に配慮したグリーン購入法適合商品で、張地には抗菌機能やアルコール・次亜塩素酸にも対応しているので、衛生的に使用できるところが特に来客用としてうれしいです。
応接ソファ EDS End Sofa EDS-1400
通路や廊下などのちょっとしたスペースで使いやすい来客用におすすめのソファです。肘掛がなく、壁面にぴったりとつけられるタイプなので、省スペースで特に使いやすいです。張地は8色展開となっているので、スペースに合わせてカラーを選べるのがうれしいポイント。ポリエステル布なので、汚れが落としやすいのもいいですね。
応接ソファ EDS End Sofa EDS-1400
応接ソファ NZ-3
応接ソファNZ-3は、来客用としておすすめできます。本革に似た質感と汚れが付きにくくお手入れしやすいところがおすすめポイント。脚部がスチールで空間があり、お掃除ロボットが通過できます。
ソファ・応接セット【オフィス向け】のおすすめ5選【まとめ】
ちょっとしたスペースでもソファを置くだけで、空間が落ち着いたものに変わります。来客に対して安心と信頼感を持ってもらえます。休憩スペースに置けば、くつろぎの場所として、働く人の疲労軽減やモチベーションアップにもつながります。ソファ導入時には目的やスペースをよく確認して、来客にとっても働く人にとっても心地いい空間を目指してくださいね。