デスク選びはサイズ(寸法)が肝心【オフィス家具通販ファニチャー】

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オフィスデスクの購入には「寸法」の確認が肝心です。デスク選びに失敗したくないなら、まずはしっかり寸法を確認しましょう。本記事では、デスクを選ぶときに確認すべき寸法や、その他のチェック事項について詳しく解説していきます。

 

オフィスデスクの3つの寸法

オフィスデスクの3つの寸法

早速、オフィスデスクの寸法について確認していきましょう。デスクのサイズは主に3つの寸法で表されています。

 

デスクの3つの寸法▼

デスクの3つの寸法

それぞれの寸法について一つずつ解説していきますね。

 

1.机の幅(W)

まず、机の幅についてです。机の幅は「Wide」の頭文字をとって「W」と表記される場合があります。

 

机の幅▼

机の幅

一人あたりのデスクスペースは幅1,000mm~1,200mmが一般的と言われています。すなわち、デスク幅は1,000mm~1,200mmを一つの基準にすると良いでしょう。

 

ただし、パソコンで作業しながら横に書類を並べたり、サブディスプレイを使ったりする場合は幅1,200mm以上あると作業がしやすいです。デスクの幅は、机上に何を置くのか、どのように使うのかによって異なります。

 

デスク幅の詳しい目安については「オフィスデスク・事務机を通販で購入する際の適切な選び方」で解説していますので、ぜひあわせて読んでみてください。

 

2.机の高さ(H)

次に、机の高さ。高さは「High」の頭文字から「H」とも表記される寸法です。

 

机の高さ▼

机の高さ

JOIFA(日本オフィス家具協会)は日本人の平均身長やワークスタイルの変化などに基づいてデスクの高さ720mmを推奨しています。ただし、合わせる椅子や体格などによって適切な机の高さは変わるので、チェアとの相性確認も欠かせません。チェアとの相性については記事の後半で解説させていただきます。

 

3.机の奥行き(D)

最後は、机の奥行きです。こちらは「Depth」の頭文字から「D」とも表記されます。

 

机の奥行き▼

机の奥行き

机の奥行きを決めるときは以下の表を参考にしてみてください。

 

<オフィスデスクの奥行き目安>

机の奥行き 特徴
500mm~ ・省スペースで設置しやすい
600mm~ ・ノートパソコンやタブレットを使うのに向いている
700mm~ ・パソコンを使用しながら書籍や書類を並べたり、
サブディスプレイを使ったりに向いている
800mm~ ・大型モニターや複数のモニターを使うの向いている
900mm~ ・2人以上の人と対面して使うのに向いている

 

奥行きは700mmが標準的なサイズです。机の幅が小さめでも、奥行きのサイズが大きければゆとりができるので、あわせて確認したいポイントです。

 

特に、サブディスプレイとパソコンを前後に配置して使いたい方は、それぞれのサイズを確認して、設置できる奥行きかをしっかり確認しましょう。奥行きの寸法も、どのようにデスクを使うのかをイメージしながら選んでくださいね。

 

オフィスデスクを設置するために必要なスペース

オフィスデスクを設置するために必要なスペース

続いて、1人分の机を設置するためのスペースについて確認しましょう。デスクは椅子とあわせて使うのが一般的なので、椅子のスペースも確保してください。

 

具体的には、着座に必要な400mm~500mmに加え、椅子をひくスペースが必要です。椅子をひくスペースも考慮して机から900mm以上あれば、基本的には座ったり立ったりに不自由ありません。

 

よって、1人分の机を設置するために必要なスペースは「デスク単体の設置スペース+机から900mm以上」です。

 

椅子に必要なスペースの目安▼

椅子に必要なスペースの目安

 

なお、スタンディングデスクの場合は立ったまま使うので、椅子を使うのに比べて必要なスペースはやや少ないです。ですが、確保するスペースは椅子と同じく、机から900mmを目安にしてください。その場で足踏みをしたり、ストレッチができるように、スペースにゆとりを持つとさらに使いやすくなります。

 

デスク単体のサイズだけではなく、設置スペースまでしっかり確認してくださいね。

 

オフィスデスクのレイアウトごとに必要な通路幅

オフィスデスクのレイアウトごとに必要な通路幅

デスクを設置するときに忘れてはいけないのが「通路幅」の確認です。使用用途にぴったりなデスクを選べても、周りの通路幅が狭ければ窮屈な印象になりますし、オフィス内を移動するのが大変になってしまいます。デスクのレイアウトによって必要な通路幅が異なるので代表的な2つのレイアウトパターンを基に通路幅についてご紹介します。

 

①デスクを背合わせにする場合

デスクを背合わせに配置する場合、通路幅は1人あたり600mm必要と言われており、すれ違うことを想定すると倍の1,200mmが必要です。つまり、席の後ろが通路の場合は、着座に必要なスペースと通路幅を考えて、机から机の間を2,000mm程度を確保できるようにしましょう。

 

デスクを背合わせに配置するときの目安▼

デスクを背合わせに配置するときの目安

 

通路が狭いと、人が通りにくいだけでなく、人が通ったときに椅子に当たってしまったり、椅子同士がぶつかってしまったりする場合もあります。通路幅の幅はお互いが仕事に集中するためにも重要な要素ですよ。

 

②デスクを横並びにする場合

デスク同士を横並びに配置の場合、一人あたりに必要な通路幅が600mmなので、それに余裕を持って900mm以上は確保したいところです。

 

デスクを横並びに配置するときの目安▼

デスクを横並びに配置するときの目安

 

また、デスク間の通路がよく使われる場合は、1,200mm以上確保しておくのが理想です。JOIFAも避難経路の幅は1,200mm以上を推奨しています。通路にゆとりがあれば、いざというときに安心ですし、なにより行き来がしやすくなります。

 

なお、オフィスのレイアウトについては「オフィスレイアウト5パターン! おしゃれなデスクの並べ方」の記事で解説しています。

 

椅子と机はバランスが肝心!チェアの確認ポイント

椅子と机はバランスが肝心!チェアの確認ポイント

続いて、オフィスデスクとチェアのバランスについて解説していきます。オフィスデスクは椅子とセットで使うものなので、机だけでなく、椅子の確認も欠かせません。確認すべき項目として主なものを順に見ていきましょう。

 

座面の高さ

まず、椅子の座面の高さについてです。実は、どのような使用用途であっても、個人に合った座面の高さは一つです。というのも、座面の高さは座ったときに正しい姿勢になるように寸法を選ぶのが理想だからです。また、正しい姿勢でデスクを使うためには、デスクとチェアの座面の高さの差を示す差尺(さじゃく)の確認も欠かせません。

 

差尺▼

差尺

差尺は25~30cmが目安です。なお、JOIFAによると、椅子に座ったときの正しい姿勢とは以下を満たしている状態を指します。

 

<椅子に座ったときの正しい姿勢チェックリスト>

  • 踵を床につける
  • 座面の奥まで深く腰掛ける
  • 骨盤上部をしっかり背もたれにつける
  • 太腿の上部を水平にして、ひざ下は床と直角にする
  • 座面の高さの目安は「身長×1/4」
  • デスク高さの目安は「座面高+差尺(身長×1/6)」

参考:JOIFA

 

デスクとチェアの寸法を確認するのはもちろん、使うときは常に正しい姿勢を心掛けてくださいね。

 

座面の昇降機能

次に確認してもらいたいのが座面の昇降機能です。座面の昇降機能があれば、どのような高さの机を選んでも大抵は対応できます。

 

昇降機能付きのチェア例▼

昇降機能付きのチェア例

出典:メッシュハイバックチェアーHF-98BK

 

オフィスで使う机は、商品を統一したほうが洗練された空間にみせやすいです。とはいえ、社員によって身長や体格は異なるので、選んだオフィスデスクの高さがすべての人にマッチするとは限りません。

 

そこで、座面の高さを自由に調節できる椅子を選べば、各々が使いやすいようにセッティングできますよ。よって、机と椅子の相性で困らないように、座面の高さが調節できるチェアがおすすめです。

 

座面の素材

また、座面の素材も確認しておきたいポイントの一つ。仕事をしている間、ずっと座っているのがチェアなので、疲れにくいように体圧分散に優れている座面素材を選ぶべきでしょう。

 

とはいえ、座面のクッション素材はウレタンやコイルスプリングなどさまざまですし、個人の好みもあります。さらに、椅子をオフィスで統一する場合は、全員の要望に応えるのが難しい場合もあるでしょう。そのようなときは、個人で骨盤クッションなどの追加をおすすめしても良いですね。

 

骨盤クッションの例▼

骨盤クッションの例

出典:MTG

 

大前提として、全員が座りやすいと思える座面素材の椅子を選ぶのが理想ですが、選んだチェアが合わない人には対応策を提示するなどの心配りがあると良いでしょう。

 

椅子のデザイン

最後に確認してもらいたいのが、椅子のデザイン。オフィスには余計なものは置かず、デスクとチェアが空間のメインになる場合がほとんどです。つまり、オフィスの雰囲気を印象付けるのがデスクとチェアなので、これらのデザイン選びは重要です。

 

特に、チェアはカラーバリエーションが豊富なものが多いので、コーポレートカラーを基調とした椅子を選ぶのも良いですね。

 

カラーバリエーション豊富なチェアの例▼

カラーバリエーション豊富なチェアの例

出典:ハイバックT型肘タイプ MA-1535

 

デスクとチェアのデザインを揃えて、洗練されたオフィス空間に仕上げていきましょう。

 

 

デスク選びはサイズ(寸法)が肝心【オフィス家具通販ファニチャー】まとめ

デスク選びはサイズ(寸法)が肝心【オフィス家具通販ファニチャー】まとめ

家具はデザインの印象に目がいきがちですが、まずは使いやすいサイズなのかを確認しなければなりません。効率的に仕事をするためには仕事環境が大切です。よって、オフィスデスクやチェアを選ぶときは丁寧にサイズの確認をしましょう。