オフィス家具を購入する際、どのメーカーを選べばいいのか迷うことはありませんか。現代では多くのメーカーがありますが、デザインが素敵だったり、使いやすかったり、それぞれに特徴があります。この記事では、オフィス家具メーカーを選ぶときのポイントや、代表的なメーカーについてご紹介します。
メーカーを選ぶときにおさえておきたいこと
まずは、自分の会社にぴったりのオフィス家具メーカーを選ぶときのポイントをご紹介します。
- 企業イメージとデザインコンセプトを考える
- 品質・機能性とコストを比べてみる
- 口コミや評判を参考にするのもポイント
オフィスの雰囲気に合う家具に出会い、また従業員が快適に仕事をできるようにするために、これらのポイントをおさえて、素敵なオフィス家具を選びましょう。
企業イメージとデザインコンセプトを考える
オフィス家具を選ぶときは、会社のイメージに合っているかどうかを考えることが大切です。家具には、高級感がただようものや、温かい雰囲気の自然なデザインなど、さまざまな種類があります。もし、会社の雰囲気に合わない家具を選ぶと、オフィスの雰囲気に合わないことや、従業員の仕事効率に影響が出ることもあるでしょう。
そのため、会社がどんなイメージを大切にしたいのかをしっかり考えて、それに合う家具を作っているメーカーを選ぶことが、会社のイメージ向上や、従業員が快適に働けるようにするために大切なのです。
品質・機能性とコストを比べてみる
ほかにも、家具の機能性と、必要コストがどのくらいかかるかを確認することもポイントです。例えば、多くの機能を搭載しているデスクは、作業をしやすくしたり、書類を整理しやすくしたり、仕事の効率向上に役立つでしょう。
こうした問題が起こると、結果的に追加の出費が必要になるのです。そのため、機能性や安全性を考慮しつつ、自分たちの予算に合ったコストパフォーマンスの高いオフィス家具を選ぶことが大切です。
口コミや評判を参考にするのもポイント
また、口コミや評判を確認することで、オフィス家具の選択において、さらに慎重に判断でき、失敗を避けられる可能性が高くなります。実際の使用者の意見は貴重であり、購入前にしっかりとリサーチすることがおすすめです。下記に口コミなどの情報から参考にできることを上げるので、ぜひ参考にしてください。
・実際の使用感やサイズ感
家具の使用感は個人差があります。口コミを通じて、長時間の作業に適しているかどうか、またサイズが実際のオフィススペースに合うかどうか、他者の意見から判断できます。
・耐久性やメンテナンス
購入後の使用期間に関する情報を得ることで、どれくらいの頻度で買い替えが必要か予測できます。また「家具の手入れの仕方」などの情報が含まれていることがあるので、今後のメンテナンスのためにも、参考にしましょう。
・アフターサポートやサービス
購入後のサポート体制についての情報も得られることがあります。問題が発生した際の対応を知れるため、安心材料として持っておくことも良いですね。
代表的なオフィス家具メーカーの特徴一覧
ここから国内で代表的なオフィス家具メーカーをご紹介します。それぞれのメーカーには、デザインや機能に独自の特徴があり、どこを選ぶか迷ってしまうこともあるでしょう。まずは自身の要望に合うかどうかも考えながら、各メーカーの特徴を見てみましょう。
メーカー名 | 特徴 |
オカムラ | 多様な使用シーンに合わせてレイアウト変更がしやすい。 |
イトーキ | デザインを多く取り揃えており、さまざまなインテリアに合わせやすい。 |
コクヨ | 機能的でリーズナブルな価格帯の家具を豊富に取り揃えている。 |
ウチダ | 人間工学に基づき、生産性向上に配慮されたデザインが提案されている。 |
アイコ | デザイン性が高く、手ごろな価格設定の製品が多い。 |
弘益 | シンプルで実用的なデザインの製品が多く、オフィス環境に溶け込みやすい。 |
カグクロ | コストパフォーマンスに優れた製品を豊富に取り揃えている。 |
オカムラ
オカムラは、多様な働き方に適応できるよう、レイアウトが簡単に変更できるデザインが特徴です。特に、ワークチェア、カフェチェア、ラウンジチェアなど、様々なシーンに応じた多彩なチェアが揃っており、利用者のニーズに柔軟に対応できます。さらに、グッドデザイン賞の受賞数が業界でトップを誇り、その優れたデザインは広く認められています。
名称 | 特徴 |
WORK VILLA(ワークヴィラ) | カジュアルなミーティングや休憩スペースを提供するため、ソファやミーティングテーブル、シェルフなどで構成された家具セット。 |
Spectra(スペクトラ) | 背面と座面が身体の動きに合わせられ、快適に座ることができるユニバーサルデザインのオフィスチェア。 |
イトーキ
イトーキの家具は、デザインと機能性の高さが特徴です。シンプルなデザインや新しいアイデアを取り入れたもの、便利な機能が豊富で、さまざまなインテリアに合わせやすいです。もともとイトーキは、文房具から始まり、現在はオフィス家具を展開しています。
名称 | 特徴 |
torteU(トルテユーチェア) | シンプルなスタイリング・コンパクトなサイズ感になっており、現代のオフィス空間にマッチしている。 |
inSAIL(インセイル) | 利用シーンに応じて、集中型と対話型に切り替えられる、1人用ワークソファ。 |
コクヨ
コクヨの特徴は、安いものから高いものまで、さまざまなオフィス家具を取り扱っていることです。またその製品はデザインが洗練されており、使いやすくもあるため、おしゃれなオフィスを作りたい企業にぴったりです。
名称 | 特徴 |
yuimori(ユイモリ) | サスティナブルな素材で作られている。美しく存在感のあるデザインと、オフィスで使える品質の家具シリーズ。 |
Any way(エニーウェイ) | カラーリングが豊富であり、家具本体に同色のキャスターを付けることで、移動が簡単にできる。 |
ウチダ
ウチダ(内田洋行)は、ほかのメーカーとは異なるアプローチを持つ企業です。元々「カシオ」や「セイコー」の代理店として計算機を販売していた情報機器商社であり、学校家具の納入に強みを持っています。そこから、効率化や知的生産性向上のノウハウを活かし、テレビ会議やオンライン会議の仕組みを早期に開発しました。
名称 | 特徴 |
Elfie(エルフィ) | グッドデザイン賞を受賞した、無駄のないシンプルなデザイン。カラーバリエーションが豊富で、多様なイメージのオフィスに合わせて選べる。 |
Reflek(リーフレク) | 多様な体格にフィットする調節機能が備わっており、安定した座り心地。長時間パソコン作業する方におすすめ。 |
アイコ
アイコの大きな特徴は、洗練されたデザインと、手ごろな価格設定の製品が多いことです。シンプルでありながら使いやすく、スタイリッシュなデザインは、アイコが掲げている「やる気を引き出す美しさと快適さを兼ね備えた形」という言葉をしっかりと表しています。実用性と経済性を兼ね備えているため、中小企業やスタートアップ企業から特に高い支持を受けています。
名称 | 特徴 |
OA-3100 シリーズ | 背もたれのホールド感を追求したチェア。豊富なカラーリングや背もたれ・ひじ掛けのカスタマイズも可能。 |
MC-300 シリーズ | 無駄のないデザインとコストパフォーマンスの高さが特徴。用途に合わせて、メモ台やひじ掛け付き/なしが選べる。 |
弘益
弘益のオフィス家具は、現代的なオフィス環境にマッチするシンプルなデザインが特徴です。また、国内工場で生産された製品は、耐久性が高く、長期間にわたって安心して使用できるものとなっており、色やサイズなどを豊富に選べるため、企業のニーズに応じた製品を提供する柔軟性も魅力です。
名称 | 特徴 |
SOCIA(ソシア) | ワーク・ミーティング・ラウンジ・カフェの4つのスタイルを提案しており、リビングで働くような感覚を提供している。 |
木工家具 | 安定した品質管理のもとで制作。デスクからシェルフまで種類豊富に、温かみのある製品がそろっており、弘益家具の特徴として外せないものとなっている。 |
カグクロ
カグクロの特徴は、コストパフォーマンスに優れたオフィス家具を提供することです。
製品は主に、中国の提携工場で生産されており、それを直輸入することで、国内産と同等の品質を保ちながら、コストを抑えた製品となっています。
名称 | 特徴 |
ALetto(アレット)シリーズ | 落ち着いたシンプルなデザインで、オフィス空間に馴染みやすい。同シリーズのサイドデスクとも組み合わせでき、レイアウトの幅が広げられる。 |
FADシリーズ | シンプルかつコストが大幅に抑えられた、カグクロオリジナルのフリーアドレス用テーブル。配線ボックスなど、機能面もしっかり備えられている。 |
オフィス家具選びに悩んだら?
ここからは、オフィス家具のメーカー選びに悩んだときに役立つヒントをご紹介します。
通販サイトをのぞいてみる!
オフィス家具を効率よく探すことができる通販サイトがおすすめです。通販サイトでは、お店に行く時間や手間が省けるほかに、さまざまな会社の家具の比較ができたり、セールを利用すれば、普通の値段よりも安く買えたりもできます。忙しくて時間がとれない人や、できる限り安く買いたい人には、通販は便利でしょう。下記に通販サイトを利用するメリットをいくつかご紹介します。
・豊富な選択肢がある
通販サイトでは、様々なブランドやスタイルのオフィス家具が揃っており、デスクや椅子、収納家具など、ニーズに応じた多彩な選択肢があります。特に、特定のデザインや機能を求める場合でも、簡単に見つけることができます。
・価格比較がわかりやすい
複数の通販サイトを同時に閲覧できるため、同じ商品でも異なる価格や条件を比べることが可能です。これにより、最もコストパフォーマンスの良い選択ができるため、予算を有効に活用できます。
・返品や交換対応サービスも
多くの通販サイトでは、購入後の返品や交換がスムーズに行えるため、万が一商品が期待に沿わない場合でも安心です。返品ポリシーが明確に示されていることが多く、購入者にとってリスクが低いものとなるでしょう。
これらのメリットにより、オフィス家具の通販サイトは非常に便利で効率的な購入方法として、多くの人々に利用されています。
オフィス家具メーカーに相談する
メーカーでは家具を使ったコーディネートサービスを行っているため、それを活用するのもひとつの案です。相談することで、その道のプロがオフィス環境を一緒に考えてくれるため、従業員が働きやすい最適なオフィス家具を探せるでしょう。
オフィス家具選びに迷う方や、自分のセンスに自信がない方、予算内で理想のオフィスを実現したい方は、ぜひメーカーに相談して、コーディネートサービスの活用も検討してみてはいかがでしょうか。オフィス家具メーカーに相談することのメリットは、以下が上げられます。
・専門的なアドバイスを受けられる
メーカーは商品に関する専門知識を持っています。各商品の特徴や、選び方について直接質問し、アドバイスを受けることができるため、ニーズに合わせた最適な提案をしてもらえることが多いです。
・カスタマイズの柔軟性
多くのメーカーはカスタマイズオプションを提供しており、特定の要件に応じた家具を作成することができます。これにより、企業のブランドやデザインに合わせた製品が手に入ります。
・納期の調整がしやすい
直接相談することで、納期や配送スケジュールについて柔軟に調整できることがあります。急なニーズにも対応してもらいやすくなります。
ショールーム見学で実際に試すのもおすすめ
ショールームに行って実際に家具を試すこともぜひ検討してください。オフィス家具は、カタログを見れば大まかなイメージはつけられますが、実際に使ってみないとその良さはわかりません。
・実物を確認できる
本物の家具を使ってみることで、座り心地や使いやすさがわかります。これにより、デザインや搭載機能が自分のニーズに合っているかを確認できます。
・必要な家具のイメージがはっきりする
自分の働き方に合った家具を考える手助けになります。ショールームでは、実際のオフィス環境を模した展示がされていることが多く、レイアウトや色使いの参考になります。
・特別なプロモーションや割引がある場合も
ショールーム見学者向けの特別なキャンペーンや割引が提供されることがあります。これにより、経済的にお得に購入できるチャンスがあります。これらのメリットにより、ショールーム見学も家具の購入において、非常に有意義なものとなります。
オフィス家具の代表メーカーをご紹介!各特徴を一覧で徹底解説【まとめ】
オフィス家具メーカーを選ぶときのポイントや、代表的なメーカーについてご紹介しました。メーカーには、それぞれに違った良さや特徴があるため、自分の会社のイメージや予算に合ったメーカーを選ぶことがとても大切です。良いオフィス家具を選ぶことで、会社のイメージにつながり、また従業員のやる気がアップしたりすることがあります。この記事を参考にして、自分の会社にぴったりのオフィス家具メーカーを探してみてください。